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明日葉とクロロフィル

明日葉に含まれるクロロフィル、しばしば健康関連の雑誌やテレビで耳にしますが、このクロロフィルとは何でしょう。クロロフィルとはそもそも光合成の明反応で光エネルギーを吸収する役割をもつ化学物質であり、葉緑素ともいいます。4つのピロールが環を巻いた構造のテトラピロールに、フィトールと呼ばれる長鎖のアルコールがエステル結合した基本構造を持ち、環構造や置換基が異なる数種類が知られており、ひとつの生物が複数の種類を持っていることも珍しくありません。植物では葉緑体のチラコイドに多く存在しています。天然に存在するものは一般にマグネシウムがテトラピロール環の中央に配位した構造を持ち、マグネシウム以外では、亜鉛が配位した例が紅色光合成細菌において報告されています。金属がはずれて2つの水素で置換された物質はフェオフィチンと呼ばれています。抽出されたクロロフィルは化学反応によって中心元素を人工的に置換することが可能です。光合成において、クロロフィルは光エネルギーを効率よく吸収し、化学エネルギーへと変換します。つまり光アンテナとしての役割なのです。植物の光合成でクロロフィルが光を吸収する過程は2段階ありPSIとPSIIと呼ばれています。効率よく光を利用するため、PSI と PSII では利用する光の波長が異なりPSIIの過程ではクロロフィルは光を吸収、励起され、電子を放出します。クロロフィルから失われた分の電子は水を酸素に酸化することで補充します。PSII で発生した励起電子は電子伝達系に受け渡され、プロトンポンプを作動させてプロトン勾配を形成した後、PSIへと移動します。PSI でクロロフィルは再び光を吸収、励起電子を放出します。この電子はNADPHの合成へ利用されるわけです。放出した電子は PSII から移動してきた電子によって補充されます。長々と光合成の過程を書きつづりましたが、クロロフィルは消臭・殺菌効果の他、ビタミンCとの相乗効果を用い、美白や美顔などの化粧品・口臭予防液に入れられています。銅と結びついた銅クロロフィルは顔料としての色落ちが少なく、鉱物顔料より肌にやさしいためメイク用に用いられます。クロロフィルの原料は、淡水系藻類のスピルリナやよもぎ、わかめのような海藻類から分離抽出されます。クロロフィルは油溶性でもあり、角質の皮脂層で溶け、優れた抗菌性と殺菌力によって、ニキビの原因となるアクネ菌の繁殖を防ぎ、肌の炎症を抑えてくれるのです。明日葉でお肌すっきり、女性の大きな味方となってくれるわけです。

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