明日葉にも含まれている「カルコン」 (chalcone) とは、芳香族ケトンに分類される有機化合物の1つで1,3-ジフェニル-2-プロペン-1-オンの事です。よく耳にする「フラボン」のアウヴェルス合成の基となる物質です。生体物質として、カルコンの構造を持つさまざまな誘導体が知られており、その中には抗バクテリア、抗菌、抗腫瘍、抗炎症の作用を持つものがあります。またフラボノイドの生合成では、カルコン誘導体が中間体となり、広義には、これらカルコン類も「カルコン」と呼ぶことがあります。カルコンはベンズアルデヒドとアセトフェノンとのアルドール縮合で合成され、その際に水酸化ナトリウムなどの塩基が触媒となります。この反応は、溶媒を用いない固相合成も可能であり、環境への負荷が少ない合成法、つまりグリーンケミストリーの例として、利用されています。200-350 ℃の高温 の水溶液中、触媒無しで反応を起こさせる手法も報告されています。そのような「カルコン」を含有する明日葉ですが、詳しい化学反応はともかく、何か他の健康食品とは一味違う、そんな期待を持てそうな「頼もしさ」が伝わってきます。
スポンサードリンク
カルコン
< 前の記事 セリ科のアリンジェリカ属 | トップページ | 次の記事 明日葉とそのネーミング >
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://gakizaru9.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/2194


