「明日葉」と聞くと、どことなく文学的なイメージを想起しますが、この明日葉と日本文学とは無縁だったのでしょうか。もちろんそんなことはありません。島田美佐子の歌集『明日葉ノート』と『続 明日葉ノート』はタイトルに明日葉という言葉そのものずばり使われており、氏の明日葉に対する思い入れが伝わってきます。その中の「山吹のはなの峠路いだきゆくみどり子汝のふるさと信濃」や「アルプスの山なみ白く帰りゆく孫よりもその母を気づかふ」などは植物・自然に対する敬愛を感じさせる句です。その他、島田美佐子氏の句集には「雪の花」があり、こちらも明日葉を召し上がりながら味読するにはぴったりの名句集です。明日葉と散歩でダイエット、その道すがら路地裏の本屋巡りをし、是非本棚に揃えて置きたい逸品でしょう。いずれも不識書院から出版されております。
